現代の芸術表現を学び、
世界の複雑さと向き合う

アーティストとともにつくる
新しい学校、はじまります

2025年1月開校
受講生募集中!!

『現代の芸術表現を学ぶ場』つるみアートスクールとは?

つるみアートスクールは、2025年1月から広島市に開校する新しいアートスクールです。

本スクールは、広島で多彩な活動するアーティスト+アートマネージャーが講師となり、多様な芸術表現のあり方や柔軟な思考法、世界の複雑さを芸術表現を通して学ぶ場です。

レクチャー、フィールドワーク、ディスカッション、作品制作など多彩なカリキュラムで構成されます。様々な思想、現実、生き方が交差する時代の中で芸術の可能性を共に学び、探求していきます。

カリキュラム

本スクールでは『自己を知る』『世界を知る』『現在地を知る』『作品をつくる』の4つのキーワードを通して、学びを実践していきます。

作品制作、フィールドワーク、レクチャーなどの多彩なカリキュラムで構成され、学期の最後には成果発表の展覧会を行います。

自己を知る

「私」について考える

表現の中で「私」について考えることはとても重要です。
ダイアグラムやバイオグラフィ、ドローイングなどの方法を使いながらアイデンティや自分史、個人・集団、主観・客観など様々な視点から「私」について考えていきます。

世界を知る

芸術を通して多様な社会・世界を学ぶ

私たちの生きている場所と世界は関連し、影響し合っています。
そして美術も閉じられたものではなく社会や生活と繋がっています。
様々な場所での現代美術の実践などを学びながら、リサーチやフィールドワークなどの手法を通して世界を知り、表現の可能性について学びます。

現在地を知る

私たちが生きている時代や場所、社会や日常を知り、表現する

表現は特別な技術や思考から生まれるものではなく、私たちが生きている時代や場所、生活している社会や日常の中から生まれてきます。
歴史から日常の小さな気づきまで様々な視点からリサーチ・ディスカッションなどを通して観察を行い、共有し、それぞれの現在地においてどのような表現が可能か試みます。
また広島在住のゲストアーティストによるワークショップを行い、広島での表現の実践について学びます。

作品をつくる

それぞれの表現を立ち上げる

これまでのレクチャーやワークショップを通して、学んだことや各々の興味・関心から作品の制作を行います。
作品の骨組みをつくるコンセプトメイクやどのような物を使うかのマテリアルワークショップなどを通して作品をつくっていきます。
最後には成果発表展として展覧会を開催します。

つるみアートスクールの特徴

私達は、現代美術の創造性は多くの人に開かれていると考えています。
現代美術や様々な芸術表現をワークショップを通して学び

身近な問題意識や気づき、疑問などを共有しながら、表現に繋げていきます。

現代美術の多様な表現や考え方を
ワークショップを通して学び実践する

自己を知る」「世界を知る」「現在地を知る」「作品をつくる」の4つをキーワードに、3〜5人のアーティスト・アートマネージャーが多彩なレクチャー・ワークショップを各回ごとに行います。

アーティスト、アートマネージャーによる
作品制作の相談•サポート

私達は技術ではなく、考えや思考を大事にしています。
ひとりひとりがどのような表現を行いたいか話し合い、共に考えていきます。作品を制作されたことがない方でも講師陣との相談などを通じて作品制作をサポートします。

広島で多彩な活動する作家を中心としたゲストアーティストによるワークショップ

広島で様々な実践を行っているゲストアーティストがこれまで行ってきた作品をつくるプロセスの中で見つけた考えや問題意識、方法や理論、大事だと思っていることをワークショップを通して共有します。

展覧会の開催

カリキュラムの最後には制作した作品を発表する機会が設けられます。

スクールを通してみなさんと考えたいこと



つるみアートスクールは
現代芸術表現の学校として開かれた創造性の場をつくることを目指しています。
15歳以上の誰にでも開かれ、10人程度の少人数でそれぞれを尊重し、自由に発言しながらアートや表現について学びます。


よりいっそう複雑化する社会で、受講生と講師が表現を通して身近な気づきや疑問、問題意識などを共有し、その事柄について話し合い、社会や生活の中で表現することをもっと身近にしながら、現在わたしたちはどういう時代や社会に生きているのか考えます。

そして、この時代、この土地でどういう表現が可能なのか共に探究していけたらと思います。

講師プロフィール

古閑慶治

1995年奈良県生まれ 長崎県在住。アーティスト

主に、場所の歴史と現在を身体や資料を通してリサーチし、フィールドと身体の関わりを通した映像作品を制作している。

また近年は自身のスペースを運営や、平和資料館との共同企画のワークショップや展覧会など様々な活動を行いながら、長崎を中心として海、炭鉱、戦後というテーマで制作を行っている。

  • 2019 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科 卒業
  • 2021 東京藝術大学映像研究科メディア映像専攻 修了
  • 2021〜2024年福岡市で現代美術の学校「なみきアートスクール」「LTNS ART SCHOOL」開催
  • 2022 長崎人権平和資料館(旧岡まさはる記念長崎平和資料館)にアートスペースOMP+Asを開設
    ワークショップ「アーティストと平和資料館♯1」開催¡
  • 2024年から長崎県大村市に「research room omura」を開設し、現在は呉市と大村市を繋げたリサーチプログラムを実施中。

平井 亨季

1996年呉市生まれ 茨城県取手市在住。アーティスト

具体的な土地へのリサーチを基にしたロトスコープによるアニメーションと地図を用いたドローイング/ジオラマを組み合わせたインスタレーションを主な表現方法としている。

​​現在は主に軍港都市・震洋基地跡を巡ってフィールドワークを重ねており、文化地理学的な視点からそれぞれの場所の地誌を読み解き、再配置あるいはフィクショナルに変奏することで、リニアな歴史観や近代的な区分を読み替えることを試みている。

  • 2019 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科 卒業
  • 2021 東京藝術大学映像研究科メディア映像専攻 修了

展示歴

  • 2024 「Hiroshima MoCA FIVE 23/24」公募展/広島市現代美術館(広島)
  • 2023 「Artists in FAS 2022」入選アーティストによる成果発表展 /藤沢市アートスペース(神奈川)
  • 2022 「歩行の筆跡(ディスクール)」吉田真也との2人展 / タメンタイギャラリー鶴見町ラボ(広島)

受賞歴

  • 2024 「Hiroshima MoCA FIVE 23/24」入選 特別審査員賞 広島市現代美術館賞
  • 2022 Artists in FAS 2022 入選

山本 功

1992年広島市生まれ。広島市在住。 アートマネージャー。

京都大学文学部で人文地理学を専攻後、公益財団法人福武財団にて直島コメづくりプロジェクトを担当。

その後、2018年より地元広島に拠点を移し、瀬戸内地域のアーティストを紹介するアートマネジメント事業や調査事業等を手掛ける。

2021年からは自社施設「タメンタイギャラリー鶴見町ラボ」を運営し、美術だからこそのやり方で場所性、空間性へのアプローチを行う企画を中心に、実験的、挑戦的な展示を定期的に開催している。
タメンタイ合同会社代表社員

ゲストアーティスト

広島で活動する多彩なアーティストによるワークショップが開催されます

※詳細については随時更新

開催スケジュール

  • 第1期:2025年1月12日〜4月
  • 隔週日曜日 13:30〜16:30
    • 第1回 1月12日(日)     
    • 第2回 1月26日(日)
    • 第3回 2月9日(日)
    • 第4回 2月23日(日)
    • 第5回 3月9日(日)
    • 第6回 3月23日(日)
    • 第7回 4月6日(日)
    • 第8回 4月20日(日)
  • 全8回+展覧会

※やむをえず日程を変更する場合もございます。
あらかじめご了承ください。

受講料

50,000円(消費税込)

※展覧会開催費用を含みます
※作品制作に係る材料費は実費です

受講者区分

  • 対象年齢:15歳以上
  • 定員:10名程度(先着順)

お申し込み方法

下記の応募フォームに

①お名前、②ご連絡先、をご入力の上、送信ください。

後日事務局より、スケジュール等詳細についてご連絡させていただきます。 

会場

  • タメンタイギャラリー鶴見町ラボ
  • 広島県広島市中区鶴見町9-11 第2三沢コーポ404
  • アクセス
    • JR広島駅からお越しの場合
      • 広島電鉄5号線(広島港行き)「比治山下」「比治山橋」電停から徒歩約5分
      • えきまちループ右回り(バス)「平塚町」バス停から徒歩約6分
    • JR横川駅、紙屋町、八丁堀方面からお越しの場合
      • 広島バス 23 横県線(大学病院行き)「鶴見橋」(段原中央経由)徒歩3分、「昭和町」(昭和町経由)徒歩4分

よくある質問

  • Q:「つるみアートスクール」では、具体的に何を制作しますか?
  • A:ドローイングや立体作品、写真や映像など様々です。また受講生の作りたい作品形態に合わせた作品作りを行います。

  • Q:内容については、座学と実習が中心になりますか?
  • A:座学と実習に加え、展覧会鑑賞、フィールドワークなどの外での活動もございます。また作品発表のための展覧会空間の設営や、ゲストを招いてのワークショップを行います。

  • Q:材料費が実費とありますが、どのくらいの金額がかかりますか?
  • A:本スクールでは特別な場合を除き、身の回りにあるものや安価な材料を使うようにし、1ワークショップあたり500円〜1000円以下にするようにしております。

  • Q:学期の途中で受講をキャンセルした場合、受講料の返金は行われますか?
  • A:原則、受講料の返金はいたしませんが、止むを得ない場合のみ対応をさせていただきます。
  • Q:受講料の月額支払いは可能ですか?
  • A:本アートスクールは学期単位のカリキュラムとして構成しておりますので、学期単位での支払いを原則としておりますが、止むを得ない場合のみ対応をさせていただきます。

A:普段から取り組まれている作品や、またはワークショップをきっかけに新たにつくったものなど一人一人の取り組みを発表します。またカリキュラムの中でワークショップや作品相談などを通して、興味や問題意識を掘り起こしながら作品制作につなげていきます。

Q:展覧会では何を発表しますか?

A:普段から取り組まれている作品や、またはワークショップをきっかけに新たにつくったものなど一人一人の取り組みを発表します。またカリキュラムの中でワークショップや作品相談などを通して、興味や問題意識を掘り起こしながら作品制作につなげていきます。

授業紹介

  • 各回の授業を1〜2名の講師(およびゲスト)が担当し授業は主にレクチャー、制作、ディスカッションで構成されます。
  • カリキュラムの最後には展覧会を行います。
  • 本スクールは技術や技法よりも受講生の考え方を重視します。
  • 私たちは見て感じ取り、考えを表現し、共有して楽しむ活動を目指しています。
    15歳以上の誰にでも開かれ、10人程度の少人数でそれぞれを尊重し、自由に発言しながらアートや表現について学びます。


①「見えないものを見えるようにすること」

  • あなたが生きている世界において見えないものの存在について考えてみましょう。
  • 光、風、匂い、音、感情、過去、未来、気配、時間、空間、社会構造、人間関係、想像の世界など様々なものは目に見えません。私たちはそれらを知覚し、想像し、認識することができますが、どのように視覚的に表現することができるでしょうか。
  • 自らが対象とする「見えないもの」を考え、それをどのような方法で「見えるようにする」か、プランニングをして図やテキストなどを表現してみましょう。

②「散歩考ー小さな物語の発掘」

  • 例えば通勤路や駅に向かう道や近所のどこかなど、自分の町にあるフィールド(外)を散歩してみる。そこにはとても多くのものがあるはずがいつも通る道だったりするが故に無意識に「これはこういうものだ」と認識して通りすぎてしまっていたりします。
  • いつもよりアンテナをはりめぐらしてみて、それらを観測、観察してみましょう。
  • ステップ① 自分の町を散歩しながら気になったもの/ナゼ?と疑問に思ったもの、ことを写真などで収集してください。
  • ステップ② それらを自分なりに分類してみてください(できれば印刷して)何が気になったのか言語化してください。またナゼ?と思ったもののリサーチ(調査)を進めても良いです。

③「切り離して、結びつける。」 

  • 収集箱または箱庭アッサンブラージュWS
  • 何か作品をつくるときに、一つの手段として、どこかから素材や情報を持ってきて組み合わせて表現することがあります。
  • それは物質であったり時間であったり、イメージであったりします。
  • 今回はその行為をモノや素材でやってみようと思います。
  • なにかモノや素材を拾うということも、どこかから切り離してくる行為の一つです。
  • 切り離してきたモノたちを集めて、箱の中でどう結びつけられるのか実験してみてください。
  • かけらを拾い集めて、それらを結びつけ、あらたな物語や世界を紙や箱の中でつくってみましょう。

※紹介した内容は過去の例であり、この内容を必ず行うものではありません。

お問い合わせ

Mail

tsurumi.art.school@gmail.com